鍵穴手術(Keyhole surgery)とは?


皮膚切開部が小さい事で、痛みや術後の負担が少なくなります。必要以上に皮膚を切開しません。『治療(手術)に必要な範囲が見えていればいいのに、無駄に切開が大きい。そんな手術に限って手術がうまくできていない。頭の中の解剖や手術過程のシュミレーションが出来ていないから切開を大きくするして確認しようとする、道具の使い方も十分に行えないから術野を大きくするんだ。』福島先生がよく言われていた事です。頭の中を熟知して手術道具を上手に使いこなせるようになればなる程、皮膚切開は小さくなる、この結果に生み出された手術法が「鍵穴手術」です。低侵襲と最新の手術と手技を考案した手術が「鍵穴手術」です。

 

 「鍵穴手術」は頭蓋骨に1円玉位の小さな穴をあけて、手術顕微鏡を用いる手術法で、患者さんの身体の負担を考え、福島孝徳先生1980年代に開発を初め、確立させたものです。この手術法は、通常の開頭手術に比べとても小さいため、大幅に患者さんの負担が軽減されます。この世界から注目を浴びた「鍵穴手術」により福島孝徳という脳外科医が知られるようになり、世界から絶大な支持を受けることになりました[*]

 

最近では、インターネット等で「鍵穴手術」を標榜する医療機関や脳外科医も少なくないようですが、「鍵穴手術」は、福島先生のもとでトレ−ニングを積み、正しい脳の解剖学的知識と練達した幅広い臨床スキルを持つ人だけができる手術です。

「切開部や術野が小さい事だけを優先させている手術」と誤解されている医療関係者もおられます。そのような手術は、患者さんへの手術リスクをあげるだけであり、必要最小限・低侵襲の手術という「鍵穴手術」のコンセプトとは大きく異なります。そのような誤解と数少ない手術見学などから誤解された手術は、患者さんへの合併症のリスクをあげ、重大な合併症を引き起こす事もあります。また、完治せずに私達が再度治療する症例も残念ながら少なくありません。


● 無剃毛手術 ●

手術後の写真です。左耳の後ろを手術のため切開をしています。写真のように周囲の人には、手術をした切開部はわかりません。拡大をした右の画像で縫合用のホッチキスが見えます(退院前に取ります)。退院後の生活で手術を受けたことがわかりませんので、周囲を気にする必要は全くありません。



私は、この「鍵穴手術」に髪の毛を切ったり、剃らないで皮膚切開を行う、「無剃毛手術」を19年前より行っています。私自身、過去10年で1000例以上の実績があります。剃毛もしくは散髪による術後の精神的負担の軽減だけではなく、個人情報の保護にもつながります(傷が髪の毛に隠れているので、手術を受けた事が周囲には気付かれません)。感染は、免疫機能低下症、膠原病高などの特殊疾患に対してステロイドの長期内服、頭皮の皮膚疾患等の身体状態があれば感染のリスクになりますが、稀です。

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「脳疾患に対する鍵穴手術」
有名・イチ押し治療 根本暁央医師(2014)
日刊ゲンダイ【記事】 .pdf
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私は、この「鍵穴手術」に髪の毛を切ったり、剃らないで皮膚切開を行う、「無剃毛手術」を19年前より行っています。私自身、過去10年で1000例以上の実績があります。剃毛もしくは散髪による術後の精神的負担の軽減だけではなく、個人情報の保護にもつながります(傷が髪の毛に隠れているので、手術を受けた事が周囲には気付かれません)。感染は、免疫機能低下症、膠原病高などの特殊疾患に対してステロイドの長期内服、頭皮の皮膚疾患等の身体状態があれば感染のリスクになりますが、稀です。

 


◉ 創部(手術切開部)◉

【 他施設:手術切開部 】

一般的な皮膚切開と術後の傷痕です。

他院で手術が行われた後の経過で再発、私が治療した症例です。前医での創部瘢痕部(赤点線)。この創部の約1/3以下の切開にて再手術を施行しています

【一般的な手術切開部 】

・部分剃毛(退院してからも、後ろから見ると手術を受けたことがわかります)

・切開部が大きい(「鍵穴手術」と言われていても大きい様な印象を受けることが多いです)

・切開部が大きいと、皮膚の下にある筋肉も同じく切ります。切開部の大きさは、術後の痛みと比例して強くなることが多いです。


 根本執刀:手術切開部 

私が、施行した鍵穴手術の創部(赤点線)術後、切開部はほとんどわかりません。最近、「鍵穴手術」という記載されている他施設の案内をたくさん目にしますが、本当の鍵穴手術はこの程度の切開です。


私が執刀をした鍵穴手術の創部です。 術後は、手術切開部が小さいので目立ちません。退院してから手術を受けた事を気づかれるがないため、大切な個人情報の保護にもなります。