3. 脳室内腫瘍


脳室内に一次的に発生する腫瘍


発生部位

 1). 側脳室内腫瘍

 2). 第3脳室内腫瘍

 3). 第4脳室内腫瘍


成人では、髄膜腫・中枢性神経細胞腫(Central neurocytoma)、コロイド嚢胞など発生します。症状は、脳室内の髄液の流れに障害が生じて水頭症や頭蓋内圧亢進症状が認められます。比較的ゆっくり生じる場合では、脳の代償機能が働くために、臨床症状は軽度である事が多いです。

治療は、手術による確定診断(病理診断)を行った後に、必要であれば追加治療(放射線治療や化学療法)を行う場合があります。手術方法(頭の切開部位やアプローチ)は、発生部位により異なります。脳室は、脳内にある場所なので一部脳を切開して摘出を行います。よって、機能的に問題の無い部位から脳室へ進入して腫瘍の摘出を行います。

 


4.神経鞘腫


末梢神経線維をおおっているシュワン細胞より発生する腫瘍の事を「神経鞘腫」と言います(鞘;神経線維を入保護するためのおおい)


好発部位


圧倒的に聴神経(70~80%)が多い。次いで三叉神経(知覚枝)に認められる。

以下、顔面神経鞘腫>頸静脈孔神経鞘腫>舌下神経鞘腫>動眼神経鞘腫>滑車神経鞘腫の順で認められる。


治療


症状、大きさ、経過中の腫瘍増大がある 等あれば手術の適応になります。手術による摘出、もしくは放射線治療になります。基本的には良性腫瘍であるために、なるべく術前の状態よりも脳神経の機能が低下しないようにして腫瘍を摘出し確定診断を行うようにしています。