類表皮嚢胞/類表皮腫 

            Epidermoid cyst/Epidermoid


頭部CT検査

頭部の断面写真を作成する検査には、頭部CT検査と頭部MRI検査があります。違いは、頭部MRI検査の方が、頭部CT検査よりも鮮明な細かい画像を作成できることです。検査時間については、頭部CT検査はすぐに終わるのに対し頭部MRI検査は20分程度かかります。

 


頭部MRI検査

頭部MRI検査では、撮影方法を組み合わせてこの疾患を診断します(画像診断)。この疾患では、画像所見からの診断(画像診断)と確定診断(実際に手術をして、腫瘍を摘出して病理検査で行われる最終診断)は異なることはほとんどありません。腫瘍の大きさ以外でも撮影方法の組み合わせが不十分だと診断がつかないこともあります。

 


手術による画像の変化

三叉神経痛で発症した症例です。腫瘍に埋もれたしまった三叉神経(顔面の感覚情報を脳へ伝達する神経)が刺激されてしまった事による顔面の痛みが出現したために私の外来を受診されました。手術を行い、この疾患の確定診断を得ると共に痛みは術後消失しています。

手術前の頭部MRI画像では、腫瘍に埋もれている三叉神経を確認する事ができません(上の画像/)。手術後の画像では、腫瘍摘出により三叉神経がはっきりと認められています(上の画像/)。三叉神経周囲の黒い部分は、腫瘍ではなく脳を循環している髄液です。