手術室 (Operating Room )


現在、入院・手術は森山記念病院にて行っています。

 

平成27(2015)〜平成28(2016)まで、森山脳神経センター病院( 東京脳神経センター病院)で行なっておりましたが、平成29(2017)より森山記念病院にて行っています。

関連病院の手術器機や手術室スタッフを森山記念病院に集めて手術を行う方針となりました。地域の救急医療を行ってきた森山記念病院は、平成27(2015)北葛西に新築移転しており、とても綺麗な施設となっています。

 

高性能な手術器機を、多数揃えています(新型手術顕微鏡、内視鏡、ナビゲーションシステム、モニター類、顕微鏡手術用機器)。高額で高性能な医療器機を揃えている病院は、国内では少ないと思われます。高度な手術だけではなく、合併症を避ける安全な手術を提供しています。

 

 森山脳神経センター病院と森山記念病院は、共に社会医療法人社団 森山医会を母体とした病院です。


手術を行う病院での手術器機の性能や種類、数などの装備や常備について、国から病院への義務づけはありません。病院や個人(外科医)で所有している手術器機の種類や内容は異なります。手術顕微鏡だけを使用して手術を行う施設や医師も比較的多いのではないかと思われます。その理由として、国が定めた医療報酬額(国が疾患ごと病院に支払う治療費)には、使用する手術機器の性能や種類、数などによるグレード分けがされていません。よって、全国どこで手術をしても誰が手術を行っても、使用する医療機器の性能や数に関わらず疾患毎に定められた同額の医療報酬が国から病院に支払われます。病院負担となってしまう高額な手術器機の購入は、病院の経営状況や医療に対する方針次第となってしまう事が、病院事に手術器機の装備が違う理由となります。


1.   脳神経外科用 高性能手術顕微鏡(3台所有)


脳外科手術では必須の手術用顕微鏡です。一瞬たりとも状況を見失わないため、常に手術野を綺麗に正確に把握するために、高性能で評価の高いLICA社製の最新最先端の手術用顕微鏡を3常備し、使用しています。手術予定を決めた順番で使用する事はなく、同日に行われる手術に対して最新の手術顕微鏡を用いて行います。

《血管蛍光》

術中血管造影モジュールは、 ICG と組み合わせて、術中に執刀医 は血管内の血流を手術中にリアルタイムで観察できます。

動脈瘤や重要な血管に関わる腫瘍摘出の手術に使用します。

腫瘍蛍光》

術中腫瘍蛍光モ ジュールは、5-ALA と組み合わせて使用し、腫 瘍細胞を観察することができます。

脳に浸潤している腫瘍の境界部を肉眼的に区別できるため、安全な腫瘍摘出を行う事でできます。



さらに、オリンパス社と開発中の高い性能(4K)を持つ脳神経外科手術顕微鏡を上記に他に1台常備しています(血管蛍光可能)。



2).   手術中のモニタリング(3台所有)

手術中に脳や脳神経の機能を確認できます。手術中の合併症を避けて手術を安全に行うために必要です。


手術は全身麻酔で、患者さんは深く眠っています。そのため手術中に神経障害(脳梗塞や聴力障害)が出ているか否かを確認できません。執刀医の経験や勘に頼るの手術では、手術終了後に患者さんの意識が戻ってから手足の動きや聴力の確認をする必要がありました。問題を発見してからでは、対応が遅くなってしまいます(治せません)。そうならないように、術中に脳や神経の状態を観察可能な装置が術中モニタリングシステムです。


全身麻酔で、意識な無くなったあとに頭部に電極をつけます。手術中の電気刺激で手足の筋肉の反応をモニター上で確認します。術中に脳や神経への負担やダメージの可能性があると波形が小さく変化したり出なくために、これらを判断して手術の安全性を高くしています。モニターは、手術中にスタッフ(技師)が管理、刺激とモニター変化の監視をします。


2台所有しておりますので、強い必要性がなくても、リスクが低い手術でも可能な限り合併症を回避するために使用します。


3).   神経刺激装置(2台所有)

脳神経を同定して走行を確認、脳神経障害を避けて手術を安全に行うために必要です。



日本MEDTRONIC社のNIMレスポンス3.0を使用します。手術中に顔面神経等の運動神経に電気的な刺激を与え、筋電活動の分析・解析を行うことによりモニタリングする神経刺激モニターです。4チャンネルを搭載し、同時に4つの運動神経分枝のモニタリングが可能です。


NIM TriVantage® EMG気管内チューブ

 

 全身麻酔時に使用する気管へのチューブに電極を装着させ、頭蓋底手術における迷走神経/反回神経、上喉頭神経外枝の術中神経モニタリングを行います。最新の機器にて精度の高いモニタリングを行っています。



4). 神経内視鏡(3台所有)

手術用の顕微鏡で見にくい深い場所や隠れて見えない部位を4Kの高画像神経内視鏡で確認する事ができます。


内視鏡を使用することで、脳外科手術用顕微鏡では不可能だった脳内の解剖学的構造の観察します。リスクの伴う手術の場合では、内視鏡の使用により病変周囲の空間を直接観察して行う事で、手術の安全性を著しく向上させる事ができます。さらに、最小侵襲技術を導入して手術時間の短縮、身体や脳への手術による負担を軽減します。

急に必要となった場合でも、予備として手術室内に常備されていますので、すぐに使用できます。


4). 神経内視鏡固定用アーム (1台所有)

  ユニアーム (三鷹光機)


さらに内視鏡のなどの器具の自由な位置決めや操作性、なめらかな操作性や確実な固定をもつ手術支援ARMを併用します。



6).  頭蓋ナビゲーションシステム(3台所有)

手術中に見えている部分と位置を頭部CT/MRI/MRA統合画像にて正確に把握できます(2D,3D画像)。

世界大手の医療機器メーカー3社の最新ナビゲーションシステムを各1機ずつ揃えています。


Medtronicメドトロニック)

Strykerストライカー)

Brainlab (ブラインラボ)

手術中の患者さんの頭と病巣の位置、手術器具との位置関係をモニター表示することで頭蓋底部などの位置情報が必要な複雑な手術での安全性を高める事を目的とした医療機器です。

ストライカー社製のNAV3iプラットフォームは、次世代のナビゲーションシステムです。

32インチfull-HDモニターと高精度なFlash-Point6000光学式センサーアレイカメラを用いています。このシステムはとりわけ多様性および効率をあらゆる脳外科疾患に対応できるように設計されています。手術の安全性が格段に上がります。手術顕微鏡と同様に使用しています。

 


7).  脳外科手術用 精密手術器機類


最新の開発、改良された多種多用の医療機器を揃え、手術時に使用しています。

今でも医療機器の開発が行われ、改良されたり開発された物をすぐに入手して使用しています。脳外科手技と先端的な医療機器により、手術をより正確に安全なものにします。




通常の脳外科の手術で使用する機器類よりも多くのものを使用しています。顕微鏡用ハサミや止血用機器、脳外科手術コットン、止血シートも含め多くを写真のように各カート上に大きくシートを広げ、細かく並べて手術を行います。必要に応じて、手術看護師がすぐに取り出しせるようにして手術を行っています。