神経圧迫症候群 の手術に伴う合併症


【 脳外科疾患での手術による一般的な合併症 】

三叉神経痛、顔面痙攣、舌咽神経痛などの神経圧迫症候群の手術は、合併症なく行う手術であり問題が生じる事はかなり稀です。


三叉神経痛の手術で出現する可能性のある症状 】

顔面痙攣の手術で出現する可能性のある症状 】

舌咽神経痛の手術で出現する可能性のある症状 】

これらの症状は、手術による一時的なものや軽症でリハビリテーション治療で回復するものも含まれます。再手術や再発の手術、血管と神経との関係が複雑であれば一時的に症状が出現する可能性があります。


合併症の主な原因

1) 執刀する医師や施設の環境による

 執刀医の技術や術中の判断が熟練していない。

 施設に最新の医療機器がそろっていない

→ 手術顕微鏡用の機器類

→ 合併症予防に必要なモニター

 (術中ナビ、電気生理学的検査類)

→ 神経内視鏡



2) 神経を圧迫している血管の太さや本数、走行による


 血管が太い

 血管から細い血管が多く分岐している

③ 神経を貫通している

④ 神経と血管が癒着をしている

⑤ 動脈硬化が強い


神経圧迫症候群は、それぞれ役割を持った脳神経が血管(動脈)の圧迫を受ける刺激により症状が出現します。神経と血管を離して、血管を固定する手術なので、①−⑤の程度にもよりますが、これらの強い所見があったり、①−⑤が多く含まれている状態であればある程、術中のリスクは高くなります。術前のMRI検査でこれらの状態を十分に予想する事は難しいため、術中の所見を見て初めてわかるリスクも多いと言えます。